「多品種方針と1品種方針(2)」では短寿命市場環境においては多品種生産にならざるを得ないことを結論づけた。
「多品種方針と1品種方針(1)」で求めた多品種方針の売上げの式
- ・・・・・(1)
から、サイクルタイムが短いほうが売上げが多くなることが分かる。
例として、品種数を10、売れる期間を12ヶ月、生産キャパシティを10,000個/月として、サイクルタイムを1ヶ月から10ヶ月まで変化させた時の売上げの変化の様子を式(1)を用いて求める。これをグラフ化すると以下のようになる。
このグラフから、短寿命市場環境におけるサイクルタイム短縮の効果を読み取ることが出来る。
短寿命市場環境ではサイクルタイム短縮がキーである。
「短寿命市場環境と短サイクルタイム(2)」に続きます。