共分散の理論?

「ザ・ゴール」から法則を抜き出すの続きです。
「Ⅳ ハイキング」を読み終えました。ここは依存的事象と統計的変動が組み合わさったシステムの挙動を示す重要な章なのですが、ここからも法則あるいは格言めいたものは見つかりませんでした。一つ気になったのは「共分散の理論」という言葉です。その言葉が出てくる箇所を引用します。

 そのとき、学生時代の数学の授業を思い出した。とうの昔に忘れ去っていた記憶である。確か共分散とかいう理論で、同一グループ内のある変数が他の変数に与える影響のことだったと思う。数学の原理によると、複数の変数で構成される一次依存において、変数は直前の変数の最大偏差を基準に変動する。(p.177)

そこで「共分散」という単語をWikipediaで調べたのですが

ここで書かれている内容が「ザ・ゴール」の上の箇所にしっくり、はまりません。
それから、これはたいしたことではないのですが、この「Ⅳ ハイキング」の章で、ボーイスカウトの行進のボトルネックになっている(つまり歩みの一番遅い)ハービー君は、「ザ・ゴールⅡ」でも主人公の息子デイブの友だちのままでいて、2人で趣味でクラシックカーを修理して復活させていたのに気づきました。