1.5. 関連技術:Quantitative System Performance

1.4. なぜ待ち行列ネットワーク・モデルは適切なツールなのか?」の続きです。

1.5. 関連技術


 待ち行列ネットワーク・モデル化についての我々の非形式的な説明は、混乱を避けるためにいくつかの改変を行ってきたことを白状すべきであろう。これらの改変は以下のようにまとめることが出来る。

  • 我々は待ち行列のネットワークをその完全な一般形ではなくむしろ、効率的に評価出来る部分集合について説明してきた。
  • 待ち行列のネットワークを評価するための解析的テクニックだけが待ち行列のネットワークとそのパラメータによって導かれた連立方程式を解くためにソフトウェアを使用すると誤ってほのめかしてきた。
  • 我々は待ち行列のネットワークを評価するためにシミュレーションを用いることが出来るという事実を無視してきた。
  • 我々は待ち行列ネットワーク・モデルと待ち行列理論の関係を検討していなかった。

以下のサブセクションはこれらの課題を検討する。