上位エントリー:Word Whitt: The Queueing Network Analyzerの構成
「QNA読解:4.1 トラフィック・レート方程式」の続きです。このセクションの目的は各ノードについて流れの到着間隔の2乗変動係数を(近似的に)求めることです。これがQNAの核心の1つになっています。
しかし、このセクションでは結果を提示しているだけであって、その導出方法については後続のセクションで述べています。
近似の心臓部は内部フローについての変動パラメータ、つまり、到着過程の2乗変動係数、をもたらす連立方程式である。(これらはセクション4.3から4.7で導出される。) 方程式は
、 (24)の形をした一次式であり、とは入力データに依存する定数である。
(25)と
(26)
QNAのこのバージョンでの特定の値は
(27) (28) (29)であり、
(30)
よって、セクション4.3〜4.7の読解を行ったのちにここ(QNA読解:4.2 トラフィック変動方程式(2))に戻ってきたいと思います。
「QNA読解:4.3 重ね合わせ(1)」に続きます。
「QNA読解:4.2 トラフィック変動方程式(2)」に続きます。