2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2.2. モデル化サイクル(2):Quantitative System Performance

「2.2. モデル化サイクル(1)」の続きです。 モデル化サイクルを示すために多くのIBM 370/168と370/168-AP(デュアル・プロセッサ)とMVSオペレーティング・システムで動いていた3033で、TSO(会話型処理)、IMS(データベース管理)、JES(ス…

2.2. モデル化サイクル(1):Quantitative System Performance

「2.1. 導入」の続きです。 2.2. モデル化サイクル 待ち行列ネットワーク・モデル化の最も普通な応用は、既存システムの構成あるいは作業負荷の変更の性能への影響を予測することを含む。そのようなスタディには3つのフェーズがある。妥当性確認フェーズで…

2.1. 導入:Quantitative System Performance

「1.7. 参考文献」の続きです。 2.1. 導入 この章で、我々が特定のコンピュータ・システム解析問題に直面しているとき、どのように待ち行列ネットワーク・モデル化の一般的「方法論」を適用するかについて広く見てみる。このスキルは経験を通して発達されな…

第2章 モデル化スタディの実行:Quantitative System Performance

2.1. 導入 2.2. モデル化サイクル 2.3. スタディの目的の理解 2.4. 作業負荷の特徴づけ 2.5. 感度分析 2.6. 洞察の源 2.7. まとめ 2.8. 参考文献 第1章 待ち行列ネットワーク・モデル化の概要へ 第3章 基本法則へ パートI.準備へ

1.7. 参考文献:Quantitative System Performance

「1.6. まとめ」の続きです。 1.7. 参考文献 この本は待ち行列ネットワーク・モデルを用いたコンピュータ・システム解析に排他的に関係している。この比較的狭い注目点のためこの本は多くの既存の本によって補足される。これらは範囲によって区別される3つ…

1.6. まとめ:Quantitative System Performance

「1.5.3.待ち行列ネットワーク・モデルと待ち行列理論」の続きです。 1.6. まとめ この章はコンピュータ・システムの生涯に渡って発生するコストと性能の質問と、待ち行列ネットワーク・モデルの性質と、待ち行列ネットワーク・モデルがこれらの質問に答える…

1.5.3.待ち行列ネットワーク・モデルと待ち行列理論:Quantitative System Performance

「1.5.2.待ち行列ネットワークとシミュレーション」の続きです。 1.5.3.待ち行列ネットワーク・モデルと待ち行列理論 待ち行列ネットワーク・モデル化は、コンピュータ・システムのモデル化のために選択され特殊化された、待ち行列理論の技術の小さな部分集…

1.5.2.待ち行列ネットワークとシミュレーション:Quantitative System Performance

「1.5.1.待ち行列ネットワーク・モデルと待ち行列の一般ネットワーク」の続きです。 1.5.2.待ち行列ネットワークとシミュレーション シミュレーションの主要な強みはその柔軟性である。シミュレーション可能な振舞についてほとんど制限がないので、コンピュ…

1.5.1.待ち行列ネットワーク・モデルと待ち行列の一般ネットワーク:Quantitative System Performance

「1.5. 関連技術」の続きです。 1.5.1.待ち行列ネットワーク・モデルと待ち行列の一般ネットワーク この本は待ち行列の一般ネットワークの部分集合に関係している。この部分集合は分離可能待ち行列ネットワーク(歴史的なそして数学的な理由で用いられた名前…

1.5. 関連技術:Quantitative System Performance

「1.4. なぜ待ち行列ネットワーク・モデルは適切なツールなのか?」の続きです。 1.5. 関連技術 待ち行列ネットワーク・モデル化についての我々の非形式的な説明は、混乱を避けるためにいくつかの改変を行ってきたことを白状すべきであろう。これらの改変は…

ノモンハン戦争

ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書)作者: 田中克彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/06/19メディア: 新書購入: 5人 クリック: 52回この商品を含むブログ (46件) を見る おもしろい本だった。著者は言語学者にしてモンゴル学者でもあるという…

1.4. なぜ待ち行列ネットワーク・モデルは適切なツールなのか?:Quantitative System Performance

「1.3.3.評価」の続きです。 1.4. なぜ待ち行列ネットワーク・モデルは適切なツールなのか? 一般にモデルは、そして特に待ち行列ネットワーク・モデルは、コンピュータ・システムの設計と解析において重要なツールになってきた。これは、多くの応用について…

1.3.3.評価:Quantitative System Performance

「1.3.2.パラメータ値決定」の続きです。 1.3.3.評価 我々は待ち行列ネットワーク・モデルを評価する2つの方法を区別する。最初のものは性能尺度の特定の値よりも限界を計算することを含む。例えば、パラメータの値(負荷強度とサービス要求時間)の特定の…

1.3.2.パラメータ値決定:Quantitative System Performance

「1.3.1.定義」の続きです。 1.3.2.パラメータ値決定 待ち行列ネットワーク・モデルのパラメータ値決定は、その定義と同様、比較的簡単である。既存システムの待ち行列ネットワーク・モデル内の1名の客についてCPUサービス要求時間を計算することを想像…

1.3. 待ち行列ネットワーク・モデルの定義、パラメータ値決定、評価:Quantitative System Performance

「1.2.2.複数サービス・センター」の続きです。 1.3. 待ち行列ネットワーク・モデルの定義、パラメータ値決定、評価 1.3.1.定義 特定のシステムの待ち行列ネットワーク・モデルを定義することは、待ち行列ネットワーク・モデルの諸属性とコンピュータ・シス…

ヒュパティア

ヒュパティアのことを書きたいと以前書いたが、その時は、ヒュパティアとともにアレクサンドリア大図書館が滅んだのだと思い込んでいた。ところが調べてみるとそうではなく、大図書館ははるか400年以上前、カエサルがアレクサンドリアに滞在している時に…