待ち行列ネットワークへの助走

18.2.プログラム:Quantitative System Performance

「18.1.導入」の続きです。(目次はこちら) 18.2.プログラム プログラムは以下の2ページに現れる。2つのステートメント・ラベル(2001と2003)は第20章での参照のために含まれており、プログラムでは使用されない。 若干のFortran実装はフォーマットさ…

18.1.導入:Quantitative System Performance

「17.10.演習」の続きです。(目次はこちら) 18.1.導入 この附録で我々は、最も基本的な待ち行列ネットワーク評価技法のFortranによる実装を提供する。それは、全部がキューイング・センターから成り、バッチ・タイプの単一クラスを持つ分離可能待ち行列ネ…

第18章 単一クラス、厳密MVAの実装:Quantitative System Performance

18.1.導入 18.2.プログラム 第17章 RMFデータからのモデルの構築へ 第19章 複数クラス、厳密MVAの実装へ パートVI.付録へ

17.10.演習:Quantitative System Performance

「17.9.参考文献」の続きです。(目次はこちら) 17.10.演習 第19章にある複数クラス平均値解析の実装を用いて、この章でパラメータが導出されたモデルを評価せよ。(これは第19章の実装を端末クラスとディレイ・センターを扱うように拡張することを要求…

17.9.参考文献:Quantitative System Performance

「17.8.まとめ」の続きです。(目次はこちら) 17.9.参考文献 測定データから待ち行列ネットワーク・モデルのパラメータを決定することについての公刊された最初の検討はRose [1978]によって与えられた。それ以来、Levy [1980]とIrwin [1983]が特にRMFの…

17.8.まとめ:Quantitative System Performance

「17.7.性能尺度」の続きです。(目次はこちら) 17.8.まとめ この章で我々は第12章で示した一般的技法を特定のケースに適用することを示してきた。我々の例はMVSシステムに関するRMFレポートから得られるデータを扱った。待ち行列ネットワーク・モ…

17.7.性能尺度:Quantitative System Performance

「17.6.サービス要求時間(2)」の続きです。(目次はこちら) 17.7.性能尺度 ベースライン・モデルの妥当性を確認するために測定データから入力パラメータの値だけでなく性能尺度の値も決める必要がある。表17.5はRMFレポートからさまざまな性能尺…

17.6.サービス要求時間(2):Quantitative System Performance

「17.6.サービス要求時間(1)」の続きです。(目次はこちら) 例:CPU活動のクラスへの割付 セクション12.5.1の1番目の方法:オーバヘッドは帰着された使用量に比例すると仮定する。 ただしこの方法は、絶対的ではなく相対的な帰着CPU時間の…

17.6.サービス要求時間(1):Quantitative System Performance

「17.5.センターの記述」の続きです。(目次はこちら) 17.6.サービス要求時間 負荷強度パラメータとともに、測定データから導かれなければならない最も重要な値は個々のセンターでの客クラスのサービス要求時間である。これを行う際の最も困難なステップは…

17.5.センターの記述:Quantitative System Performance

「17.4.客の記述」の続きです。(目次はこちら) 17.5.センターの記述 モデルの構造は主に構成に関する知識から決定される。 Device Activity ReportとChannel Activity Reportは、かなり利用率が低いためにモデル内に含む必要のないシステム要素を明らかに…

17.4.客の記述:Quantitative System Performance

「17.3.RMFレポートの概要(2)」の続きです。(目次はこちら) 17.4.客の記述 第12章ではモデル内の客クラスの特定は主に、性能に関して区別される作業負荷要素に基づいているということを示した。MVSシステムの待ち行列ネットワーク・モデルでは…

17.3.RMFレポートの概要(2):Quantitative System Performance

「17.3.RMFレポートの概要(1)」の続きです。(目次はこちら) 表17.1cに短縮された形で示されたDirect Access Device Activity Reportは個々のデバイスを記述する。それは論理チャネル接続や物理I/O回数や稼動率、待ち行列長分布(表には平均…

17.3.RMFレポートの概要(1):Quantitative System Performance

「17.2.MVSの概要」の続きです。(目次はこちら) 17.3.RMFレポートの概要 第12章ではソフトウェア・モニタについて一般的に記述した。RMFはシステム稼動の間に少量のオーバヘッド(通常、2%から3%)で情報を記録するソフトウェア・モニタで…

第16章 待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアの利用 の和訳をMy Open Archiveへ

「Quantitative System Performance」の「第16章 待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアの利用」の和訳が完了したので、いつものようにMy Open Archiveにアップしました。 Upload by MyOpenArchive

17.2.MVSの概要:Quantitative System Performance

「17.1.導入」の続きです。(目次はこちら) 17.2.MVSの概要 このセクションでは多くの主要なコンピュータの実装で稼動しているIBMのMVS OSのいくつかの側面を紹介する。MVSには性能に関係するいくつかのコンポーネントと特徴があり、よってM…

17.1.導入:Quantitative System Performance

「16.6.参考文献」の続きです。(目次はこちら) 17.1.導入 第12章で我々は一般論として、システムに関する知識と測定データとアカウンティング・データから待ち行列ネットワーク・モデルの入力パラメータの値を決める方法について記述した。この章ではよ…

第17章 RMFデータからのモデルの構築:Quantitative System Performance

17.1.導入 17.2.MVSの概要 17.3.RMFレポートの概要 17.4.客の記述 17.5.センターの記述 17.6.サービス要求時間 17.7.性能尺度 17.8.まとめ 17.9.参考文献 17.10.演習 第16章 待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアの利用へ 第18章 単一クラ…

16.6.参考文献:Quantitative System Performance

「16.5.エピローグ」の続きです。(目次はこちら) 16.6.参考文献 待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアの構造についての我々の議論はGrahamとLazowskaとSevcik [1982]による取扱いに基づいている。この論文は図16.1の引用元である。 1970年代終…

16.5.エピローグ:Quantitative System Performance

「16.4.まとめ」の続きです。(目次はこちら) 16.5.エピローグ この本で議論してきたことの多くが待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアにパッケージ化出来、実際にされてきたのであるならば、なぜあなたと我々は一緒にこの資料についてこれほど長く…

16.4.まとめ:Quantitative System Performance

「16.3.3.予想される変化の反映(2)」の続きです。(目次はこちら) 16.4.まとめ 待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアは4つの層から成ると見ることが出来る。それらは下から上に、 中核計算ルーチン。これはパートIIで記述したように分離可能待ち…

16.3.3.予想される変化の反映(2):Quantitative System Performance

「16.3.3.予想される変化の反映(1)」の続きです。(目次はこちら) 2つのディスクのストリングが2つのコントローラを通してメモリと接続出来、これらのコントローラは2つのチャネルを通して接続出来るものとする。この接続方式は我々が論理的チャネル…

16.3.3.予想される変化の反映(1):Quantitative System Performance

「16.3.2.ベースライン・モデルの構築(2)」の続きです。(目次はこちら) 16.3.3.予想される変化の反映 第13章で我々は発展するシステムのモデルのパラメータ値決定について検討した。多くのモデル修正が可能である。このサブセクションでは、ベースラ…

16.3.2.ベースライン・モデルの構築(2):Quantitative System Performance

「16.3.2.ベースライン・モデルの構築(1)」の続きです。(目次はこちら) ドメイン 実際のシステムでは、TSO作業負荷要素は9つの処理領域のメモリ制約を被る。ということは最大で9名のTSOユーザが同時にCPUとI/Oのサービスを巡って争うこと…

16.3.2.ベースライン・モデルの構築(1):Quantitative System Performance

「16.3.1.例題のシステムの記述」の続きです。(目次はこちら) 16.3.2.ベースライン・モデルの構築 我々のモデル化過程の最初のステップはバッチのスループットとTSOの応答時間についてよく妥当性を示すベースライン・モデルを構築することである。概念…

16.3.1.例題のシステムの記述:Quantitative System Performance

「16.3.例」の続きです。(目次はこちら) 16.3.1.例題のシステムの記述 我々の扱うシステムは16MBの主メモリを持つAmdahl 470 V/7である。それは2つの重要なコンポーネント、バッチとTSO(会話)、と一緒にIBMのMVS OSを走らせている。他の作…

16.3.例:Quantitative System Performance

「16.2.4.高級フロントエンド」の続きです。(目次はこちら) 16.3.例 このセクションは、大規模な今日のコンピュータ・システムのモデルを開発し修正するために解析者が先進待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアを使用するやり方の例を与える。我々…

16.2.4.高級フロントエンド:Quantitative System Performance

「16.2.3.ユーザ・インタフェース」の続きです。(目次はこちら) 16.2.4.高級フロントエンド 現実的な規模のシステムについて測定データが与えられると、待ち行列ネットワーク・モデルの入力を計算し入力するのにかなりの時間がかかる。データが大量なため…

第15章 拡張した応用 の和訳をMy Open Archiveへ

「Quantitative System Performance」の「第15章 拡張した応用」の和訳が完了したので、いつものようにMy Open Archiveにアップしました。 Upload by MyOpenArchive

16.2.3.ユーザ・インタフェース:Quantitative System Performance

「16.2.2.近似変形」の続きです。(目次はこちら) 16.2.3.ユーザ・インタフェース 待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアの重要な属性は性能モデルの便利な表現である。図16.1のレベル3であるユーザー・インタフェースは、その主要な専門対象が…

16.2.2.近似変形:Quantitative System Performance

「16.2.1.中核計算ルーチン」の続きです。(目次はこちら) 16.2.2.近似変形 詳細に見ていった時、多くのサブシステムは、非分離可能待ち行列ネットワーク・モデルを導くような特徴を持っている。中核計算ルーチンの一つ上のソフトウェア階層である近似変形…